旅は犬連れ
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飼い主の5割「年に1度は」 特製弁当や健康診断...新サービスも犬を飼っている家族が旅行する場合、その約半数が年1回、犬同伴で旅行していることが、JTBグループのシンクタンク「旅の販促研究所」(東京都品川区)の調査で分かった。旅先ではペットを対象とした新サービスも続々登場している。【中村美奈子】
調査は昨年10月、犬か猫を飼っていて過去3年間に国内外を旅行した男女を対象に実施。18~69歳の計2642人から回答を得た。
回答者の8割を占める犬の飼い主の約半数が3年間で年平均1回のペット同伴旅行を経験。猫同伴旅行は約15%で、回数は平均1年半に1回だった。宿泊先は犬派はホテルやペンションに1~2泊、猫派は別荘に4泊以上が多い。ペットを同伴できる宿泊施設は「国内全体の5~6%」(同研究所推定)のため、リピーターが目立つ。
受け入れ側のサービスも多様化している。06年12月の開業時から犬同伴専用室を設けている「ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ」(神奈川県箱根町)は、4月から犬用ルームサービスを始めた。スープやクッキーなどを500~1600円で提供する。犬の健康診断(7000円か1万2000円)もできる。毛か尿を採取し、専門機関で腎臓、肝臓の状態などを調べてもらう。
東日本高速道路のサービスエリアでは、国産赤鶏と野菜のスープ煮に玄米食パン、卵殻入りのふりかけを混ぜる小型犬用「どら弁当ポチ」(630円)が、1日平均79個と予想外の売れ行きだ。
86年に日本で初めてペットと同室可能をうたった「きぬ川国際ホテル」(栃木県日光市)では、犬と一緒に入れる家族風呂やペット専用露天風呂、温泉プール付きドッグランがある。福島県郡山市の主婦、大橋イネさん(62)は、これまでに同ホテルを約25回利用。「家と同じようにくつろげる」と話す。
旅の販促研究所の安田亘宏所長は「犬連れOKの施設が増え、飼い主もペットと一緒に家族旅行を楽しめるベースが整いつつある。今年を"犬旅元年"と位置づけてもいいのでは」と話す。
毎日新聞 2008年5月2日 東京夕刊
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