別所温泉駅、駅長がはかま姿でお出迎え
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【長野】「信州の鎌倉」と称される上田市の別所温泉と市中心部を結ぶ上田電鉄別所線の終点・別所温泉駅を降りると、はかま姿のすてきな女性がレトロな木造駅舎で出迎えてくれる。温泉客はこの女性が駅長さんと知ると驚き、会話が弾む。廃線の危機を乗り越え、独自の取り組みを続ける別所線に揺られてきた。【池乗有衣】
◇ 姿模したフィギュアも販売
駅を降りると、そこは緑豊かな山中だった。別所温泉は枕草子にも出てくる県内最古の温泉地とされ、古寺古塔が風情ある旅情を醸し出している。
上田電鉄によると、女性駅長の始まりは99年。廃線の危機を脱するため経営合理化で無人駅を検討したところ、地元関係者から「観光地としてお客を出迎える人がいないのは失礼」などと意見が寄せられた。その結果、ソフトな対応でイメージアップを目指して地元観光協会の女性職員に駅長業務を委託した。
当時の駅長の制服はブレザーにスカートだったが、06年4月、もっと温泉客に雰囲気を堪能してもらおうと、はかま姿となった。現在は2人が交代で駅長を務める。駅長歴8年目の堀江その枝さん(48)は「アイデアが良いので、やるなら元祖になるべきだと思った」と振り返る。
苦労話もある。当初は事情を知らない周囲の目が気になり、はかま姿の出勤に抵抗を感じたことも。午前9時から午後5時まで、改札業務から観光案内、電車の送迎などをこなす。「夏は暑くて大変」と苦笑する。
予想以上に、はかま姿は観光客との大きな接点を生んだ。電車の待ち時間の会話も弾む。90歳の男性のアドバイスで昔を習って、帯ひもの先に校章代わりに社章を付けたところ、年配女性から「この姿で学校に通ったのよ」と懐かしむ声が聞かれた。
07年には模型生産販売を手掛けるトミーテック=栃木県=の「鉄道むすめ」シリーズで、はかま姿の駅長フィギュアが販売され、話題を集めた。
堀江駅長は今も出勤1時間前から着付けを始める。半襟は和風のハンカチを縫いつけたオリジナルだ。「最初は着物に着られていた感じだったが、最近は余裕も出てきた。いとおしい別所線電車のためにも、頑張っていきたい」と語った。
◇ 姿模したフィギュアも販売
駅を降りると、そこは緑豊かな山中だった。別所温泉は枕草子にも出てくる県内最古の温泉地とされ、古寺古塔が風情ある旅情を醸し出している。
上田電鉄によると、女性駅長の始まりは99年。廃線の危機を脱するため経営合理化で無人駅を検討したところ、地元関係者から「観光地としてお客を出迎える人がいないのは失礼」などと意見が寄せられた。その結果、ソフトな対応でイメージアップを目指して地元観光協会の女性職員に駅長業務を委託した。
当時の駅長の制服はブレザーにスカートだったが、06年4月、もっと温泉客に雰囲気を堪能してもらおうと、はかま姿となった。現在は2人が交代で駅長を務める。駅長歴8年目の堀江その枝さん(48)は「アイデアが良いので、やるなら元祖になるべきだと思った」と振り返る。
苦労話もある。当初は事情を知らない周囲の目が気になり、はかま姿の出勤に抵抗を感じたことも。午前9時から午後5時まで、改札業務から観光案内、電車の送迎などをこなす。「夏は暑くて大変」と苦笑する。
予想以上に、はかま姿は観光客との大きな接点を生んだ。電車の待ち時間の会話も弾む。90歳の男性のアドバイスで昔を習って、帯ひもの先に校章代わりに社章を付けたところ、年配女性から「この姿で学校に通ったのよ」と懐かしむ声が聞かれた。
07年には模型生産販売を手掛けるトミーテック=栃木県=の「鉄道むすめ」シリーズで、はかま姿の駅長フィギュアが販売され、話題を集めた。
堀江駅長は今も出勤1時間前から着付けを始める。半襟は和風のハンカチを縫いつけたオリジナルだ。「最初は着物に着られていた感じだったが、最近は余裕も出てきた。いとおしい別所線電車のためにも、頑張っていきたい」と語った。
2008年5月29日 毎日jp
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